サンフレイム(ササファイヤーの12) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第24号は、ずっと狙っていたササファイヤーの子。

2010年産のマズルファイヤーも狙っていたが、体重が大きすぎて嫌いギリギリで購入せず。しかし、重賞2着に皐月賞7着と大活躍。逃した魚は大きく、今度こそはの気持ちで購入。

父キンシャサノキセキはこの世代がファストクロップで未知数。しかし、母の仔出しと1度お願いしたかった大久保龍志厩舎ということで購入。

・・・にしても、2歳4月になっても残口表示もないくらいの売れ行きの悪さ。あまりに売れないため、馬主都合で早期入厩することに。結局、この無理矢理早期入厩策が功を奏し、4月15日に完売(苦笑)。

クラブ全体でも世代一番目のデビューだったが掛かるしまっすぐに走らないし、追ってもジリジリとしか伸びずに9着大敗。そしてノドも怪しい。

スピードがないので距離を延ばすしかないが、掛かるので距離延長は厳しい。

せめてもの救いはまだ2歳の6月だったということ。これから何度もレース慣れをして上手くなるしかない。それでも大物感はゼロ。課題が多く、やってもうた感は満載。


前走後6月17日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されましたが、10月3日に栗東トレセンに帰厩しました。


10月26日 京都2R 2歳未勝利 芝1400m 牝馬限定に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は19頭。結局フルゲート割れの14頭で確定。

鞍上は愛馬フロアクラフトの主戦・松山弘平騎手。

13着/8番人気。

やはり懸念されたノドなりは重症。先行力もなく勝ち上がりすら厳しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手と大久保龍志調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート。


(2014年10月28日完結)

2014年7月7日立ち上げ

●前走後6月17日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 以下は6月18日に更新されましたクラブ公式HPサンフレイムの近況報告です。
17日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週の競馬は、いい結果を出すことができず申し訳ありませんでした。ハミでうまく矯正できていたと思ったのですが、調教の時も気になっていたモタれが実戦でも出てしまいその分最後の伸びを欠いたような感じです。ジョッキーは息遣いがもうひとつだったと言っていましたが、内視鏡検査の結果はそう問題のないものでしたし、このあたりは馬の中身がしっかりしてくれば解消されるでしょう。まずは一度放牧に出してリフレッシュさせ、次走に向けて調整していきます」(大久保龍師)
 ということで、初戦の前走後すぐの6月17日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 結果的に無理矢理多くの残口を売り切る為に無謀な早期入厩だったことは否めません。新馬戦は非常に大切で、特に牝馬は最初のレースの感覚で随分とレース感が変わるものです。この苦しい思いは後々に響きそうな気がします。陣営にはしっかりと立て直して貰い、次走である程度のメドを立てて欲しいですね。

これ以降は2014年10月3日に作成

●10月3日に栗東トレセンに帰厩しました

 新馬戦2週目の6月14日に順調にデビュー戦を迎えた我らが愛馬サンフレイムですが、デビュー戦は3番人気に支持されるものの9着と良いところがありませんでした。その後6月17日に成長を促すためにノーザンファームしがらきに放牧に出され、およそ4か月後の10月3日に栗東トレセンに帰厩しました。

 かなり時間がかかりましたが、初戦の内容からはまだまだ子ども子どもしていましたし、このくらいの調整は仕方がないですね。問題はこの4か月でどのくらい成長しているかですが、牧場からの近況では全く大物感がありませんし、常識的には今回も凡走を繰り返すのでしょうね。少しでも良くなってくれていればいいのですが。まずは追い切りの動きからですね。うーーーん、ササファイヤー産駒の牝馬は走らないのでしょうか。私は馬体からはもっとやれて良いと思うのですが。

これ以降は2014年10月22日に作成

●気になる出馬想定表(10月26日 京都2R)

出馬想定表 10月26日 京都2R 2歳未勝利 芝1400m 牝馬限定 フルゲート18頭 想定数19頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アグリナンバーワン 池添謙一  9/27 新馬 阪神芝1200 12
ウォーターメアヌイ 武幸四郎 10/05 新馬 阪神芝1400
エアルナ 菱田裕二  8/03 新馬 新潟芝1400 10
カノヤカノニカル  9/21 未勝利 阪神芝1600 11 15
グランディフローラ 川田将雅  9/27 未勝利 阪神芝1200
グレイスミノル 藤岡康太  9/28 新馬 阪神芝1600
サンフレイム 松山弘平  6/14 新馬 阪神芝1400
スキースクール 北村友一 10/14 新馬 京都芝1600
スリーファイヤー  9/20 新馬 阪神芝1600 12 12
タナボタ 藤岡佑介 10/05 新馬 阪神芝1400
ニホンピロヘーラー 10/14 未勝利 京都芝1200 12 18
ニューエディション 福永祐一 10/11 未勝利 京都芝1600
ノースファンタジー 小牧太 10/04 新馬 阪神芝1800
パイアタウン 幸英明  9/28 新馬 阪神芝1600 10
ビットレート 浜中俊  9/28 未勝利 阪神芝1400
ポルボローネ  9/27 新馬 阪神芝1200
ボーベルレーヌ 川島信二 10/14 新馬 京都芝1600
マヤジョワイユ 酒井学 10/14 未勝利 京都芝1200 11 12
メイショウミソラ 武幸四郎  9/27 未勝利 阪神芝1800

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在19頭出馬想定されています。

これ以降は2014年10月24日に作成

●追い切り情報(10月24日更新)

前走前 6月11日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
クレイグ・ウィリアムズ
4F 54.5
3F 39.6
2F 25.9
1F 13.3
エーシンザヘッド(古馬1000万下)馬なりを0.6秒追走同入



10月5日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.7
3F 44.2
2F 28.6
1F 14.2


10月10日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.9
3F 38.8
2F 25.6
1F 12.8
ヒラボクテイオー(2歳新馬)一杯を0.1秒先行クビ先着


10月13日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.9
3F 41.6
2F 26.7
1F 13.3


10月16日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.3
3F 39.2
2F 25.7
1F 13.0
ヒラボクテイオー(2歳新馬)一杯を0.1秒先行同入


10月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
松山弘平
4F 54.8
3F 40.5
2F 26.1
1F 13.0
ウインカルミナ(2歳未勝利)一杯を0.3秒追走0.2秒先着
 10月5日、3日帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。早くも終い2ハロンは14秒くらいで追い切られていますね。

 10月10日、自己ベストを0秒7更新しました。それでいて終いも12秒台ですし、以前よりはパワーアップした感がありますね。そりゃ、前走から4か月が経っていますし、成長の跡が見られなければ大変なのですが、まずはそれが少しでも見られてホッとしています。併せた相手にもしっかりと先着できています。

 10月13日、終い2ハロン13秒5程度で追い切られました。なかなかハードに追い切られています。

 10月16日、先週に引き続き併せて一杯に追い切られました。なかなかの動きで少なくとも未勝利クラスとしては悪くない動きだと思います。
 以下は10月16日に更新されましたクラブ公式HPサンフレイムの近況報告です。
「どのあたりで使って行けるかを見るためにも、今朝は坂路で併せて一杯に追い切ってみました。ノドはちょっと気になるものの息遣い自体は問題ありません。ただまだ太目が残っていて、ビッシリとやってもラストは13秒を切ってきませんし、もう少し追い切りの本数を重ねながら動ける体つきにしていきたいと思います」(大久保龍師)
 ということで、まだ太目で大久保龍志先生的には終いの時計も不満のようですね。もちろん、少しでも良い状態で出走させて欲しいですし、先生が十分だと思えるほど鍛えていただくのが有り難いですよね。

 10月23日、併せた相手に先着と言っても、相変わらず終いは13秒台で、それでいて全体の時計も平凡で、私としてはあまり良い印象はありません。しかも体重の軽いジョッキーが乗ってのものですからねぇ。正直、もう少し本数を重ねた方が良いと思いますが、たまたま26日は会いに行けるので、私的には出走は良かったです。
 専門誌では競馬ブックの評価は”久々も動き軽快”、デイリー馬三郎では”仕上良好B”と高評価です。
 以下は10月23日に更新されましたクラブ公式HPサンフレイムの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。先週併せて一杯に追ったことでだいぶ動きも素軽くなってきましたし、今週は牝馬限定の芝1400mといういい番組があったので、追い切りの動き次第で使って行こうと考えていました。ジョッキーを乗せて追い切ったのですが、重めの馬場だったにもかかわらず、終始馬なりで終い13秒0。時計自体は先週と変わりませんが、手応えが違っていましたし、これなら使って行けると判断しました。ノドは、ここ数日湿り気のある気候ということもあってあまり気になりません。あとは久々がどうかですね」(大久保龍師)26日の京都競馬(2歳未勝利・牝馬限定・芝1400m)に松山騎手で出走いたします。
 数字だけではわかりませんが、先週とは手応えが違っていたようですし(そりゃ、ジョッキー騎乗なんだから、それぐらいでないと困るのですが)、実績十分の大久保龍志先生を信じましょう。
 ということで、私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。10日の動きは良かったと思いますし、そこから2週乗られて状態は悪くないでしょう。ただ動きという面ではやはり物足りません。とにかく初戦よりも前進を願うのみです。

●出馬確定表

出馬確定表 10月26日 京都2R 2歳未勝利 芝1400m 牝馬限定 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アグリナンバーワン 池添謙一  9/27 新馬 阪神芝1200 12
ウォーターメアヌイ ペロヴィッチ 10/05 新馬 阪神芝1400
エアルナ 菱田裕二  8/03 新馬 新潟芝1400 10
グランディフローラ 川田将雅  9/27 未勝利 阪神芝1200
グレイスミノル 藤岡康太  9/28 新馬 阪神芝1600
サンフレイム 松山弘平  6/14 新馬 阪神芝1400
スキースクール 北村友一 10/14 新馬 京都芝1600
ニューエディション 福永祐一 10/11 未勝利 京都芝1600
ノースファンタジー 小牧太 10/04 新馬 阪神芝1800
パイアタウン 幸英明  9/28 新馬 阪神芝1600 10
ビットレート 浜中俊  9/28 未勝利 阪神芝1400
ボーベルレーヌ 川島信二 10/14 新馬 京都芝1600
マヤジョワイユ 酒井学 10/14 未勝利 京都芝1200 11 12
メイショウミソラ 武幸四郎  9/27 未勝利 阪神芝1800

表中 騎手の太字は乗り替わり

●京都芝1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。芝1200mのスタート地点から真っ直ぐ200m下がった場所になる。
 芝1400mの内回りは2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレースのみで使用。上級クラスでは使われないため、あまりメジャーではないが、レース数は内回りの方が多い。
 3コーナーまで約500mほど距離があるので、1200mほど前半は厳しくならないが、キャリアの浅い馬同士のレースが多いため、展開は非常に読みにくい。
 一般的に前半が速くなり、後半の上がりがかかるのが普通。上がりがかかれば差し馬が来やすくなる。しかし、全体的な数字では中団〜後方からの差し馬は不利で、逃げ・先行の方が圧倒的に良績を残している。差し馬同士ではなかなか決まらない。
 枠順の有利・不利は、ほとんどない。多頭数になると内枠がゴチャつきやすいので、内側を見ながら追走できる外枠の方が競馬はしやすいかも知れない。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、前半の位置取り
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒1 1分23秒9 1分26秒5
2歳未勝利 1分22秒9 1分23秒1 1分24秒0 1分26秒9
2歳500万 1分22秒3 1分22秒4 1分23秒3
3歳新馬 1分23秒5 1分25秒6 1分24秒7
3歳未勝利 1分22秒7 1分23秒2 1分23秒4 1分27秒4
3歳500万 1分22秒3 1分23秒1 1分25秒6
古馬500万 1分22秒1 1分22秒6 1分21秒7

●騎手は松山弘平騎手 ほっさん評価「B−」

 今回のサンフレイムの鞍上は愛馬フロアクラフトの主戦である松山弘平騎手です。フロアクラフトとサンフレイムは厩舎が違うので偶然の一致なのですが、私にとっては大変お世話になっている大好きな騎手です。

 まだまだ上手に乗っているときと、下手だなぁと思うときがありますが、6年目ですしまだまだ成長途上ですね。今回は追い切りから携わっていただいていますし、1つでも人気より上の着に持って来て欲しいですね。


 若いですが大変技術の高い騎手で、現在全国騎手リーディング堂々の19位です。2012年は74勝、2013年は62勝と常にベスト15位以内に入る活躍をされており今後川田将雅騎手、浜中俊騎手らと共に日本競馬界を引っ張っていく騎手になることでしょう。

 私ほっさん愛馬ではフロアクラフトで2勝にオークスGT5着。他馬では昨年スピカシチーに騎乗していただき12番人気の馬を7着と出走奨励金を確保してくれました。クリンゲルベルガーにも騎乗していただきましたが、8番人気5着と掲示板を確保。出遅れて最後方から素晴らしい脚を引き出し5着まで押し上げていただきました。私との相性は良い騎手だと思います。


 2014年10月24日現在、JRA通算270勝、重賞3勝、GT勝ちはない。勝率6.8パーセント、連対率12.9パーセントだが、一昨年(2012年)は74勝、勝率9.3パーセント、連対率15.9パーセント、昨年(2013年)は62勝、勝率7.3パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく上回り好調。本年(2014年)はここまで42勝、勝率6.3パーセント、連対率13.1パーセントと通年並の成績。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有していたが、障害免許は1度も騎乗することなく返納している。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。

 2013年5月25日、JRA通算200勝を達成。
 ほっさん愛馬での成績(15戦2勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気
 2013年 4月28日 フロアクラフト スイートピーS 3歳オープン 東京芝1800m 2着/6番人気
 2013年 5月19日 フロアクラフト 優駿牝馬(オークス) GT  東京芝2400m 5着/17番人気
 2013年 7月13日 フロアクラフト 湯浜特別 500万下     函館芝1800m  7着/1番人気

 2013年 8月25日 スピカシチー 鳥栖特別 500万下     小倉芝2000m  7着/12番人気
 2013年11月 3日 フロアクラフト 500万下            京都芝2000m  1着/4番人気
 2013年12月 8日 フロアクラフト 遠州灘特別 1000万下   中京芝2000m  1着1番人気
 2014年 3月23日 フロアクラフト 但馬ステークス 1600万下 阪神芝2000m  2着/4番人気
 2014年 4月26日 フロアクラフト 
福島牝馬S GV       福島芝1800m   9着/8番人気
 2014年 5月17日 マデイラ    都大路ステークス オープン 京都芝1800m   15着/6番人気
 2014年 5月18日 フロアクラフト パールステークス 1600万下 京都芝1800m  8着/4番人気
 2014年 6月15日 フロアクラフト 
マーメイドS GV        阪神芝2000m   7着/6番人気
 2014年 8月30日 フロアクラフト 西海賞 1000万下      小倉芝1800m   11着/
2番人気
 
2014年 9月27日 フロアクラフト 夕月特別 1000万下    阪神芝1800m    3着/5番人気


2013年5月19日 東京11R 優駿牝馬(オークス) GTで愛馬フロアクラフトに騎乗する松山弘平騎手。(5着/17番人気)

●当日は口取りの権利を持って現地観戦いたします

 当日はたまたま休日でしかも午前中だけ都合がつきますので、口取りの権利を取って現地応援いたします。口取りは初戦のダメダメさ、今回のメンバーの層の厚さなどからてっきり定員割れだと思っていましたが、なんとなんと13名が申し込んで抽選に。バウンスシャッセで皐月賞、オークス、秋華賞と口取りを外しまくっている私故に、ここは当選してしまいました(T_T)。事前の追い切りの動きやメンバー、そしてトップスピードでのノドなりの影響などを考えると、全然勝てる気がしないんですけどね。これでまたバウンスシャッセの口取りに外れまくったら寂しいなぁ〜。

 それはさておき、サンフレイムの初戦は仕事で応援に行くことができませんでしたから、今回初めてサンフレイムに会えますし楽しみです。

 馬体は良いと思うのですが、気性面とノドなりが気になります。それらもどの程度のものなのか見てきたいと思います。初戦はほとんど良いところがなかったので、あれから4か月、成長していて欲しいですね。

 夜、写真多数付現地観戦レボートをアップしたいと思います。

これ以降は2014年10月25日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ビットレートは立て直された効果でレースぶりが良化。やはり軽い芝も合っている。中3週にしては少し攻めは軽いが、京都なら更にやれそう。ニューエディションは前走は案外だが、1400メートルは良さそう。メイショウミソラ注。」


短評は「小波乱」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
グレイスミノル
サンフレイム
ノースファンタジー
ニューエディション
グランディフローラ △△
ビットレート
マヤジョワイユ
メイショウミソラ △△ △△
スキースクール △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ビットレート 2.9
ニューエディション 3.8
グランディフローラ 4.7
メイショウミソラ 8.1
スキースクール 8.7
サンフレイム 15.4
ノースファンタジー 20.9
グレイスミノル 21.7
アグリナンバーワン 26.6
以下29倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
サンフレイム 50 50
ビットレート 75 69 62 75
ニューエディション 72 72 68
グランディフローラ 68 63 68
メイショウミソラ 69 66 69 68
スキースクール 61 61


デイリー馬三郎

本紙の見解

「トモがパンとしていない◎ビットレート。前走は軽い芝が奏功して急坂を克服した。さらに適した舞台設定で叩いた効果も十分。前進はあっても後退はなさそうだ。気性や体形を踏まえれば、2Fの距離短縮は歓迎の○が逆転候補。〈吉田〉」

◎ ビットレート
○ メイショウミソラ
▲ ニューエディション
× グランディフローラ
☆ サンフレイム
△ ノースファンタジー
△ スキースクール



サンフレイムは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 4記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印 7記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

サンフレイム(9着)

 「スタートはボチボチという感じだったね。道中はまっすぐ走らないところがあったので、それを矯正するのに少し位置取りを下げてしまった。4角を回ったあたりからは息遣いがもうひとつだった。この距離だとついていくのに苦労するところがあったので、1600メートルから1800メートルくらいあった方がいいかも。」(クレイグ・ウィリアムズ騎手・競馬ブック)

 「スタートは五分に出てくれたし、好位につけられる手応えだったのですが、道中右にモタれていったので、それを修正しつつの追走になりました。頭を上げて下げたように見えたのはそのせいです。それでも調教の感じからは、前さえ開けば伸びてくれると思ったのですが、最後は狭くなりましたし、ちょっと息遣いも気になりました」(クレイグ・ウィリアムズ騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「しっかりと仕上がったと感じていたので、やれる手応えはあったのですが、ノドのことは誤算でした。調教では気にならなかったので、おそらく若駒特有の症状だろうとは思いますが、念のため来週内視鏡でチェックはしておきます。走り自体は、もう少し距離があっても良さそうに感じました」(大久保龍志調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「ほぼ仕上がる。ソロッと行かせても前半は掛かり気味。抑えているうちに下がってしまったが、3角で内に入れて追走。直線もそのまま内を突くことができたのでコースロスはなかったが、伸びずバテずで流れ込み。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

サンフレイム

 「柔らかみのある走りをしているが、ノドが弱い。実戦に影響しなければ。」(大久保龍志調教師・デイリー馬三郎)

 「体に柔らかみがあるのはいいが、ノドに難が。久々でもあって、息が保つか。」(大久保龍志調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 サンフレイムは今回どれだけの走りを見せられるかですね。デビュー戦は2歳6月だったということで、大敗でしたが、度外視できると思います。結果的にデビューが早すぎたと。しかし、2歳の10月末での凡走であれば、もはや成長と言う面では確率的に厳しく、良くて1勝、かなりの確率で未勝利で引退となると思われます。

 あれから4か月。牧場でゆっくりと成長を促されてきましたので、そこに賭けるしかないわけですが、今回相手は揃っているとはいえ、掲示板近辺には来て欲しいですね。

 ただ、あくまでも希望的観測です。デビュー戦のあの走りからは今回も大敗が濃厚です。そして相変わらず聞こえるノドなりも、トップスピードになったときに影響する可能性が大ですし、総じて期待よりも不安の方が大きいですね。

これ以降は2014年10月28日に作成

●パドック

 予定通り2Rのパドック直前で競馬場入りをしました。写真は全て撮影順です。


サンフレイムの馬体重は前走プラス14キロの478キロ。これが成長分なら、前走よりも強くなっているはずですが。



周回中は何枚か写真を撮りましたが、あまり良い画がありませんでしたので、いきなりとまーれーのあと。



馬体確認をしている段階でちょうどお尻がこちらになっちゃいました。ボリューム感があって良いお尻だと思いますが。



パドックでの気配も良く、気合いが入っておりやってくれそうな印象でした。



全体的にやはり馬体は私の好きな好馬体です。ただ、これよりも良く見えた豪州産の元愛馬リバイヴエンブレムもノドなりで走りはさっぱりでしたからねぇ(T_T)。



菊花賞ではシャンパーニュに乗る松山弘平騎手。良い笑顔で、このり雰囲気なら走りそうなんですが。



私とはやたら縁がある松山弘平騎手。若手の中ではかなり技術はある方だと思います。もちろん、まだまだ脆い面もありますが。



馬体重は前走プラス14キロでしたが、太目感はなく、馬体全体は少し緩い気がしますが”ノドなりさえ影響しなければ”走りそうな感じはありました。



こちらは1番人気のビットレート。サンフレイムとは同じ価格(>_<)。ただ、購入候補だったことは付け加えておきます。優先順位が次点で他の馬を買ってしまっただけです。サンフレイムは欲しかったササファイヤーの子でしかも大久保龍志厩舎の預託馬だったからです。そりや、今となっては下手な買い方だと言われても仕方がないですが、ノドなりのことは購入時点ではわからないですからねぇ。



鞍上も浜中俊騎手で勝利に向かって万全の態勢です。

●本馬場入場



蟹みたいに横歩きで、フランベルジェがこんな感じでしたね。こういうときは大抵結果を残せません。



返し馬。頭の高い走りでした。いろんな意味で厳しい馬だとよく分かりました。

●レース 




スタートしました。パッと見たときにサンフレイムは良い位置につけているなぁ〜と思ったら、ビットレートの方でした。あべし。



サンフレイムは後ろから3頭目。内回りの芝1400mで前が圧倒的に有利なコースです。



私の愛馬は弱くても先行力のある馬が多いんですけどねぇ。



残り600mの標識付近で、松山弘平騎手は外から押し上げて行きます。これは好判断です。あの位置では前に残られてしまいます。



さあ、外に持ち出して追い出すものの・・・。



1番人気のビットレートは先頭に躍り出る!!しかし、最後は内に伸び返されて2着。



ビットレートから遅れること2秒(T_T)。熾烈な最下位争いを制してサンフレイムが13着で入線。



芝1400mで2秒差。ノドの影響はもちろんですが、仮に手術して良くなったとしてもどうかな?という走りでした。

●時計の評価

 今回のサンフレイムの走破時計は1分23秒6良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分21秒8、勝ち馬の時計が1分23秒6でした。

 競馬ブックの推定はいつものごとくほぼ的確です。サンフレイムはそこから2秒遅れの凡走。さあ、次はダートだ(T_T)。その次はゆっくり走れる距離延長だ(T_T)。

●レース後の騎手・調教師のコメント

サンフレイム(13着)

 「もう少しいい位置で進めたかったのですが、スタートでやや出負けして後ろからになってしまいました。ペースが遅かったので、早めに動いて勢いをつけて行ったのですが、最後は苦しくなってしまいました。ノドの音はずっと聞こえていたので、その影響もあったのかもしれません」(松山弘平騎手めキャロットクラブ公式HP)

 「ノドの具合だけ心配だったのですが、やはり調教と実戦とでは負荷が違うようで、思ったよりも影響があったようです。ゴール後、引き揚げてくる時も音が聞こえていましたから。使って良くなる部分はあると思いますが、トレセンで改めて内視鏡を見てみて、今後の方針を検討していきたいと思います」(大久保龍志調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が39.9万円。ここから9着以下ということで2.5万円減額されますから、37.4万円。1口で割りますと前走同様865縁になると思われます。

●今後の展望

 トレセンに戻してから状態を確認し今後の方針を考えるということですから、大久保龍志先生の判断に任せるしかないですよね。時間がありますし、手術をして欲しいですがどんなものでしょうね。

●最後に

 やはり懸念されたノドなりの影響は大きく、元愛馬リバイヴエンブレムの時も他馬の時もそうですが、追い切りではさほど気にならないと言っても、実戦では負荷が違います。

 過去の経験から、常々トップスピードになったときに影響がないかと書いていますが、今回もその懸念はクリーンヒットでした。

 長引いていますし、治療を施すしかないのですが、如何せん未勝利馬の立場でしかもノドなりの影響があるとはいえ今回のレースでも「テン悪し、中悪し、終い悪し」の内容でしたから、わざわざお金と時間をかけて手術をするほどの馬なのか、という議論もあるでしょう。


 最近では同日の菊花賞馬も今年のダービー馬も最初はいいところなく大敗でした。そんな未勝利クラスでも大負けしていた馬が、成長してGTを取るのですからまだまだわかりませんし、そういうところに賭けたいものですが、厳しい現実を競馬場で見てきちゃいました。

 もっとも、サンフレイムは初戦の内容が、結構絶望的な凡走でしたので、レース前に書いていた通り、今回はほとんど期待はなかったわけですが、全く想像通りでした。

 ただ、馬体は良かったですし、ノドの不安が取り除かれればもう少しはやれると思います。


 このレースでサンフレイムと一緒に走ったビットレート。サンフレイムとは全く同額の牝馬で、今なら、なんでこっちじゃなくてサンフレイムだったのさと言われるでしょうが、産駒の牝馬は走らないとわかっていてもササファイアーの産駒が欲しかったことと、大久保龍志先生の預託馬に魅力があったからです。

 当時、ノドなりがこんなに深刻とはわからないですからねぇ。ただ、今に始ったことではなく、いろいろと検査はされていると思うので、募集段階から牧場さんはある程度ノドなりのことはわかっていたと思いますけどね。

 ボーンシストなどでしたら募集中止になったりしますが、ノドなりも結構深刻なものだと思います。

 ただ、牧場では募集段階でそんなに速い時計で走ることはないですし、実際、速いところを乗ってみないと競走能力に影響するかどうかまではわからないんでしょうね。

 馬体がすこぶる良く見えて購入したリバイヴエンブレムもノドなりが判明した時点でデビュー前に私は黄色信号と申し上げました。結局いいところなく未勝利で引退するわけですが、このノドなりの影響で力が出せないというのは、なんだかしっくりとこないですね。運が悪いと言えばそれまでですが、募集段階で我々会員には判断しようがないですし。


 ということで、残念ながら新馬戦から4か月経ちましたが、成長を含めて大きな前進は見られませんでしたし、現状では勝ち上がりすら厳しい状態です。

 ただ、まだ未勝利戦終了までは11か月ほどの時間がありますし、経験豊富な大久保龍志先生の手腕に期待したいと思います。


 頑張れサンフレイム!!見事な逆転劇を見せてくれ!!(祈)

最後までご愛読ありがとうございました

2014年7月7日立ち上げ 10月3日、22日、24日、28日加筆
サンフレイムの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 6月14日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1400m (9着/3番人気)

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